移住フェアって結局どうなの?行く前に知っておきたい“期待できること・できないこと”

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「地方に移りたい」「自然と暮らしたい」と思ったとき、まず目に入るのが移住フェアです。
東京・大阪などの都市で開催され、多くの自治体がブースを並べ、「移住者歓迎」「子育て支援あり」などとアピールしています。

しかし、実際に参加してみると、

「思ったより生活のイメージがつかない」
「仕事の情報がほとんどない」

と感じる人も少なくありません。

この記事では、移住フェアで得られる情報・得られない情報を整理し、参加価値を高めるためのポイントを解説します。さらに、筆者が実際に参加した体験談から「リアルな温度感」も共有します。


移住フェアは何をする場所か?

地域の担当者と直接話せる「入口の場」

移住フェアの本質は、
“地域のことを直接聞ける場”です。

担当者は、その地域の

  • 地理・交通の話
  • 気候・季節の過ごし方
  • 地元の子育て支援制度
  • 先に移住した人の事例

などの制度や特徴はしっかり説明できます。

一方で、実際の暮らしや仕事については、詳しい話を持っていない自治体が多いのも事実です。

参加者は「検討段階の人」から「もう決めたい人」までさまざま

フェアの会場には、温度感が異なる人が混在しています。

状態特徴フェアとの相性
なんとなく興味「自然の中で暮らしたいな」情報過多になりやすい
候補地を絞りたい「海がある県が良い」「雪が少ないところ」など相性◎
ほぼ決めている住宅や仕事の条件比較中フェアを効率的に使える

つまり、フェアは自分の段階を自覚している人ほど価値を得られる場です。

2. 移住フェアで得られる情報

① 地域の「空気感の言語化」

Webや冊子では分からない、

  • 「のんびりしている/にぎやか」
  • 「移住者が多い/地元色が強い」
  • 「海や山との距離感」

といった暮らしの雰囲気は、担当者の話し方や言葉選びに反映されます。

実際、同じ「田舎」でも、

  • “人が多く出入りする田舎”
  • “静かで変化が少ない田舎”
    では、住み心地はまったく違います。

フェアは、それを見分けるヒントが得られる場です。

② 担当者との相性=地域との相性の手がかり

地方生活は「人間関係」の影響が大きいです。
担当者の話を聞くことで、

  • 説明が誠実か
  • 良い情報だけでなく課題も共有してくれるか
  • こちらの話を聞いてくれるか

これらが分かり、その地域と自分が合うかどうかの初期判断ができます。

3. 移住フェアでは得られない情報

① 具体的な仕事の確保

筆者は東京で開催された大規模移住フェアに参加しましたが、感じたのは

「仕事の話はほとんど具体化しない」ということ。

多くの自治体が出していたのは、

  • 地域おこし協力隊
  • 農業インターン
  • 観光・福祉系の“人手不足業界”の採用案内

で、
「今この職種で働きたい」という人に対応できる求人は少数でした。

仕事探しは、フェアではなく
転職エージェント・地域就職相談窓口・民間求人媒体
で進める必要があります。

② 毎日の生活のリアリティ

たとえば次のような情報は、ほぼ得られません。

  • スーパーの物価
  • 小児科の予約状況
  • 災害リスク(地形・川・津波など)
  • 通園・通勤の移動手段
  • 冬の暖房費の目安
  • 近所付き合いの雰囲気

これらは現地に行かないと判断できません。
フェアは「候補地を絞る入り口」だと理解しておくことが大事です。

4. 筆者の体験談:結論、フェアは“目的が明確な段階”で行くべき

私が移住フェアに参加したときは、まだ
「地方に興味があるけど、どこがいいかは未定」という時期でした。

結果、

  • パンフレットだけ増えた
  • 情報が散らかって混乱した
  • 「いい地域が多すぎる」と迷いが増した

という状態に。

しかし後から、家族と話し合い、
「自分たちの大切にしたい暮らし」を紙に書き出したときに状況が変わりました。

その過程で、
祖父母が住んでいた香川県の家が残っていることに気付き、
「もしかしたら、これが選択肢になるのでは?」というアイデアが生まれました。

フェアに行く前に“軸”を作っておくことの重要性を痛感しました。

5. 移住フェアを「行ってよかった」にする準備リスト

行く前に、次の3つを紙に書くことを推奨します。

  1. 暮らしの優先順位
    例:
  • 車が必須でも良いか?
  • 海と山、どちらが身近な環境が理想か?
  • 子育て支援の手厚さはどれくらい重要か?
  1. 収入と働き方の現実性
  • リモート可能か?
  • 年収はどれくらい下がってもOKか?
  1. 候補地を2〜3に絞る
    例:
  • 「積雪少なめで、自然が近いところ」
  • 「子育て世帯が多い地域」

この準備だけで、フェアで得られる情報の質が変わります。

まとめ

移住フェアは、
・地域の雰囲気を知る
・担当者と相性を確かめる

ための場所です。

しかし、
・仕事
・日々の暮らしのリアリティ

はフェアだけでは掴めません。

つまり、

フェアは「移住を決める場」ではなく
“候補地を絞るための確認の場” です。

行く前に、“自分の軸”をはっきりさせておくことで、
移住の検討が一気に前に進みます。


本ブログ「小さな自然農園ほたる」では、
都市から地方へ暮らしを移す過程や、小さな農のある生活について、実体験をもとに整理しています。

移住は、情報を集めることよりも、
「自分にとって心地よい暮らしの軸を知ること」 が大切だと感じています。
今回の記事が、考えを少し整えるきっかけになればうれしいです。

もし気になるテーマや「こんなことが知りたい」という質問があれば、
コメントやお問い合わせからお気軽にお送りください。
必要な方に届くように、今後も丁寧に更新していきます。

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