家族で地域おこし協力隊に参加する前に知っておきたい現実——移住のメリット・デメリットと定着のヒント

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地域おこし協力隊とは?家族での参加はできるの?

「地域おこし協力隊」という言葉を耳にしたことがあっても、具体的な働き方や家族での参加が可能かどうかは分かりにくいものです。

地域おこし協力隊は、都市部から地方に移住して地域活性化に取り組む制度で、総務省が全国の自治体と連携して行っています。任期は最長3年間。報酬は自治体によりますが、月15〜20万円前後+活動費が支給されます(出典:総務省 地域おこし協力隊ポータルサイト)。

家族帯同は可能?

結論から言えば、多くの自治体で家族帯同が可能です。
住居を自治体が用意してくれるケースもありますが、家族用住宅が限られている地域もあるため、応募時に確認が必要です。特に小さな子どもがいる場合は、保育園や学校の空き状況をチェックしておきましょう。

共働きでも成り立つ?

地方移住後は、夫婦のどちらかが協力隊として働き、もう一方がリモートワークやパートで収入を補う形が一般的です。
東京時代より収入は減りますが、家賃や食費などの生活コストが下がることで、トータルの支出は抑えられるケースが多いです。生活コストが下がることで、トータルの支出は抑えられるケースが多いです。

家族で地域おこし協力隊に参加するメリット

① 「お試し移住」として最適

いきなり地方に移住・起業するのは不安が大きいもの。
協力隊なら行政の支援を受けながら、3年間の“お試し期間”として地域で暮らせます。
地元の人と関わりながら自分たちのペースで生活を整えられるのは大きな魅力です。

② 子どもが自然の中でのびのび育つ

都市では味わえない自然体験が日常になります。
虫取り、川遊び、畑での収穫——すべてが生きた学びです。
地方移住マッチングサイト「SMOUT(スモウト)」では、「子どもの笑顔が増えた」「家族の時間が増えた」という声が多数寄せられています(参考:SMOUT|地域おこし協力隊特集)。

③ 地域との関係づくりがスムーズ

協力隊は地域行事やプロジェクトに関わる機会が多く、地元の人との距離が近いのが特徴です。
「いきなり移住」よりも、地域に溶け込みやすく、孤立しにくい環境が整っています。


一方で、家族での地域おこし協力隊にはデメリットも

① 収入が安定しづらい

協力隊の報酬は「委嘱料」であり、社会保険がつかない場合もあるため注意が必要です。
また、任期終了後に仕事が見つからず、再び都市部に戻る人も少なくありません。
任期中から副業や資格取得を考えておくのが安心です

② 配偶者や子どもの生活リズムが変わる

配偶者が孤立したり、仕事を見つけにくいという悩みはよくあります。
また、病院や学校が少ない地域では、子育て・医療の環境整備も大切な課題になります。
移住前に自治体サイトで支援制度を確認しておきましょう(例:JOIN|ニッポン移住・交流ナビ)。

③ 地域との人間関係に温度差があることも

「外から来た人」として見られることもあり、信頼を築くまでに時間がかかる場合があります
地域のペースを尊重しながらも、自分たちの暮らし方を大切にするバランスが必要です。


家族で参加する前に確認しておきたい3つのポイント

① 「任期後」をゴールに設定する

地域おこし協力隊は3年で終わりです。
その後どう働き、どこに住むのかを先にイメージしておくことが重要。
地元企業への就職、起業、フリーランスなど、複数の選択肢を考えておくと安心です。

② 教育・医療・生活コストを事前にリサーチ

車の維持費や冬の光熱費など、地方ならではの出費もあります。
筆者が暮らしていた北海道では、車は生活必需品ですし冬の暖房代は夏のエアコンとは比較にならないくらい費用が掛かっていました。

一方で家賃や食費は安く抑えられるため、総合的な生活費の比較表を作っておくと良いでしょう。

③ 現役協力隊やOBに直接話を聞く

自治体主催の「地域おこし協力隊フェア」や、note・Instagramで発信している協力隊のリアルな声を参考にするのがおすすめです。
「#地域おこし協力隊 家族」で検索すると、実際の体験談が多数見つかります。

実例:地域おこし協力隊任期後に地域に定着できなかったケース

筆者が自治体職員として働いていたときの実際のケースです。
ある協力隊員は任期後、地域で起業したいという夢を持っていました
しかし、事業の進め方や土地の使い方をめぐって地域の人とうまく折り合いがつかず、最終的にその土地を離れる結果になりました。

地方では、建物・土地・人間関係の結びつきがとても強いため、外から来た人がいきなり事業を始めると摩擦が起きやすいのです。
そのため、「事業を応援してくれる地域の味方」を早く見つけておくことが何より大切です。
成功している人は、地元企業や商工会、自治体担当者などと早い段階で信頼関係を築いています。

まとめ:家族での地域おこし協力隊は“挑戦”と“再設計”のチャンス

地域おこし協力隊は、家族で地方に移住する最初の一歩として大きな価値があります。
ただし、理想だけで動くのではなく、

  • 任期後の仕事・暮らしの設計
  • 家族全員の希望の共有
  • 地元の人との信頼づくり

この3つを意識することで、移住後の「後悔しにくい選択」ができます。

地方での暮らしは、挑戦であると同時に、家族にとっての“新しい幸せの形”を見つけるチャンスでもあります。


参考URL:

本ブログでは、移住準備、小さな農のある暮らし、地域との関わり方について、現実的な視点で発信しています。
無理なく自分たちのペースで暮らしを整えたい方に役立つ情報を届けていきます。

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