兼業・専業・個人事業主の違いと、農園ほたるの進め方

農業してる人って、確定申告どうしてるんだろう
正直なところ、私自身も農業を本格的に考え始めたとき、真っ先に不安を感じたのがお金の管理でした。農園ほたるでは、令和9年度の独立を目標に、少しずつ準備を進めています。
この記事は、「すべてを熟知している専門家」としてではなく、これから農業で生きていくために、本気で向き合っている一歩手前の記録です。同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
農業を始めると確定申告は避けて通れない
農業=会社員とは違うお金の管理の始まり
会社員のころは、年末調整があるため、基本的には自分で税金の計算をすることは少なかったかもしれません。
でも農業を視野に入れると、その感覚に変化が生まれます。
給与明細という形ではない収入
売上も経費も自分自身で管理
税金は「自ら計算して申告する」のが基本
農業は「作物を作る仕事」であると同時に、「ひとつの事業を経営する仕事」でもあるのだと、身が引き締まる思いがしています。
まず知っておきたい白色申告と青色申告
農業を個人で行う場合、多くの方が個人事業主として確定申告を検討されるかと思います。その際、選択肢として出てくるのが「白色申告」と「青色申告」です。
ざっくりとしたイメージですが、
- 白色: 記帳が比較的シンプルだが、控除額は少なめ
- 青色: 複式簿記などの手間は増えるが、税制上のメリットを期待できる
将来的な経営を見据えて、多くの農家さんが青色申告を検討される理由も、こうした節税メリットとのバランスにあるようです。
個人事業主と法人、確定申告は何が違う?
個人事業主(農家)の確定申告
個人で農業をする場合、一般的に確定申告書B(※現在は申告書の一本化が進んでいますが、農業所得用の収支内訳書や決算書)を使用します。
ポイントは、「生活と仕事のお金の境界線」を意識すること。 農機具、種苗、肥料、軽トラ、作業小屋……。 「これはどこまで経費に含まれるのかな?」と迷う場面も、実際に準備を始めるとたくさん出てきそうです。
法人化した場合の申告
法人になると、申告の仕組みはさらに本格的になります。
- 法人税の申告が必要
- 自分への支払いは「給与」という考え方に
- 会計処理の専門性がより求められる
規模が大きくなれば合理的な面も多いですが、スタートラインとしては少しハードルが高いと感じる場合もあるかもしれません。
令和9年度独立を見据えて、今は個人事業主で考えている理由
農園ほたるでは、まずは個人事業主として農業を始める想定です。 理由はシンプルで、「まずは自分自身の手で、数字の動きを肌で感じたいから」。身の丈に合った規模から、しっかり把握していきたいと考えています。
兼業と専業、申告の考え方の違い
兼業農家の場合
会社員やパートをしながら農業をする場合、一般的には「給与所得」と「農業所得」を合算して申告します。 「会社で年末調整をしているから」と思っていても、農業の所得(売上から経費を引いた額)が一定額(一般的には20万円)を超えてくると、確定申告が必要になるケースが多いようです。
専業農家の場合
専業になると、収入の柱は農業一本。 その分、収入の波をダイレクトに受けることになります。数字を正確に把握しておくことが、将来への不安を和らげる鍵になるのではないかと感じています。
【私の場合】扶養を外れてパートしている場合の確定申告
働き方が変わると意識することも変わる
私は現在、扶養を外れてパートをしています。 その場合、配偶者の税金計算における控除額が変わったり、自分自身で所得税や住民税を考える必要が出てきたりします。
パート収入+農業収入の申告イメージ
このケースでは、
- パート収入:給与所得
- 農業:事業所得(または雑所得) として、まとめて申告する形を目指しています。農業の規模が小さいうちから、「事業として向き合い、申告する習慣をつける」のが基本かなと考えています。
農家は税理士に頼む?自分でやる?
税理士さんにお願いする場合
プロに依頼するメリットは、正確性と安心感、そして「時間を農作業に集中させられること」にあります。一方で、相応の費用がかかることや、任せきりにすると経営の数字が見えにくくなってしまう懸念もあります。
自分でやってみる場合
自分で取り組む最大のメリットは、「お金の流れを実感を伴って理解できること」。 最初は勉強の時間も必要ですし、慣れるまでは不安もありますが、小規模な時期に苦労して覚えることは、将来的に大きな財産になるはずです。
農園ほたるが「まずは自分で」と考えている理由
税金や会計の数字は、いわば「経営の言語」だと思っています。 農業を長く続けていくためには、理想だけでなく、数字を見て判断する力が必要です。
いずれ税理士さんにお願いする日が来たとしても、「丸投げ」ではなく、自分自身の状況をしっかり説明し、対等に相談できる経営者でありたい。それが、今の私たちの目標です。
まとめ|農業の確定申告に正解はない
農業の確定申告は、兼業か専業か、家族構成、収入の形によって、適切な形がそれぞれ異なります。
大切なのは、「今の自分に合ったスタイル」を選び、一つひとつの数字と丁寧に向き合っていくこと。 独立に向けて、確定申告という壁も成長の糧にしていきたいと思います。
同じような悩みを持つ方にとって、この記事が少しでも歩みを進めるきっかけになれば幸いです。


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