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梅の木に実がならない年はなぜ?原因と対策を実体験をもとに解説

梅の木に実がならない年はなぜ?原因と対策を実体験をもとに解説 自然・農園のこと
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梅の木に実がならない…それには理由があります

去年はたくさん収穫できたのに、今年はほとんど実がならない…。病気になったのかな?

梅の木を育てていると、このような経験をすることがあります。

実は梅の木には、たくさん実がなる年と、ほとんど実がならない年があることは珍しくありません。

我が家の梅の木も昨年はたくさん実を収穫できました。

梅シロップや梅干し作りを楽しみ、「来年もたくさん採れるだろう」と期待していたのですが、今年は花の数が極端に少なく、実もほとんどつきませんでした。

原因を調べていくうちに、梅の木には果樹特有の性質があること、そして自分の剪定方法にも改善点があったことが分かりました。

この記事では、

  • 梅の木に実がならない主な原因
  • 我が家の失敗体験
  • 毎年安定して収穫するための管理方法

について分かりやすく解説します。


梅の実がならない年によくある原因

まず結論から言うと、梅の実がならない主な原因は次の5つです。

  • 隔年結果(表年・裏年)
  • 剪定のしすぎ
  • 受粉不足
  • 開花期の天候不良
  • 肥料バランスの乱れ

ひとつずつ見ていきましょう。


梅の木に「なる年」と「ならない年」がある理由

隔年結果とは?

梅をはじめ、柿やみかんなどの果樹には「隔年結果(かくねんけっか)」という性質があります。

これは、

  • 実がたくさんなる年(表年)
  • 実が少ない年(裏年)

を繰り返す現象です。

なぜ隔年結果が起こるのか

果実を育てるにはたくさんの栄養が必要です。

豊作だった年は、木が持つエネルギーの多くを実の生育に使います。

その結果、翌年の花芽を作るための養分が不足しやすくなります。

反対に不作の年は木が体力を回復させるため、翌年に多くの花芽を作ることができます。

つまり、

「去年たくさん採れたから今年は少ない」

というのは、ある意味で自然な現象なのです。


隔年結果を防ぐには?

完全になくすことは難しいですが、軽減することはできます。

ポイントは実をつけすぎないことです。

実が鈴なりになっている場合は、小さいうちに摘果(てきか)を行いましょう。

木への負担が減り、翌年の花芽形成を助けることができます。


【実体験】収穫後の剪定で失敗した話

昨年は梅シロップや梅干しが作れるほど収穫できました
昨年は梅シロップや梅干しが作れるほど収穫できました

我が家の梅の木は昨年たくさんの実をつけました。

収穫後に木を眺めていると、

「枝が伸びすぎているな」

と気になりました。

そこで私は、

「今のうちにスッキリさせておこう」

と思い、収穫後すぐに枝をかなり切り戻しました。

見た目はとてもきれいになり、

「風通しも良くなったし完璧だ」

と思っていました。

ところが翌春。

花がほとんど咲かなかったのです。

当然ながら実もほとんどつきませんでした。


なぜ収穫後の強い剪定がよくないのか

梅の木は地域差や品種差がありますが、一般的に6〜8月頃に翌年の花芽を作り始めます。

その時期に強い剪定をすると、

  • 花芽がつく予定だった枝を切ってしまう
  • 木が枝葉の成長を優先する
  • 花芽形成が減る

といったことが起こります。

もちろん不作の原因が剪定だけとは限りません。

隔年結果も影響していた可能性があります。

しかし、収穫直後の強い剪定が花数減少の一因になった可能性は十分に考えられます。


梅の木が実をつけない時のチェックリスト

次の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。

□ 去年は豊作だった

□ 夏に強く剪定した

□ 花は咲いたが実にならなかった

□ 梅の木が1本しかない

□ 開花中に雨が続いた

□ 葉ばかり茂っている

複数当てはまる場合は、その影響で実がつかなかった可能性があります。


剪定だけじゃない!実がならないその他の原因

受粉不足

梅の木の多くは自家不親和性という性質を持っています。

花は咲いても、自分の花粉だけでは十分に受粉できないことがあります。

そのため、

  • 梅の木が1本しかない
  • 周囲に受粉樹がない

場合は実付きが悪くなります。

なお、南高梅など一部品種は比較的自家結実性がありますが、別品種が近くにある方が収穫量は安定しやすいとされています。


開花時期の天候不良

梅の花が咲く2〜3月頃は天候の影響を受けやすい時期です。

  • 雨が続く
  • 強風が吹く
  • 気温が低い

といった条件では、受粉を助けるミツバチなどの昆虫が十分に活動できません。

花が咲いていても受粉できず、実にならないことがあります。


肥料の与えすぎ

肥料をたくさん与えれば実が増えると思いがちですが、そうとは限りません。

特に窒素分が多すぎると、

  • 葉ばかり茂る
  • 枝ばかり伸びる
  • 花芽が減る

という状態になります。

これを「枝ボケ」や「つるボケ」と呼びます。


毎年実らせるための正しい剪定方法

本格的な剪定は冬に行う

梅の剪定に適しているのは落葉後の12〜2月頃です。

この時期は木が休眠しており、

  • 花芽が確認しやすい
  • 木への負担が少ない

というメリットがあります。


夏の剪定は最小限にする

収穫後は大きく切りたくなりますが、ぐっと我慢。

切る場合は、

  • 徒長枝
  • ひこばえ

などを軽く整理する程度がおすすめです。


短い枝を大切に残す

梅は短果枝と呼ばれる短い枝によく実がつきます。

反対に勢いよく伸びた長い枝は実付きが悪い傾向があります。

冬の剪定では、

「実をつけそうな短い枝を残す」

ことを意識すると収穫につながりやすくなります。


梅の木の年間お手入れスケジュール

2〜3月

  • 開花
  • 人工授粉

4〜5月

  • 摘果
  • 病害虫チェック

5〜6月

  • 収穫
  • お礼肥

7〜8月

  • 軽い枝整理
  • 水管理

12〜2月

  • 冬剪定
  • 元肥

この流れを意識すると、木への負担を減らしながら育てられます。


まとめ|梅の実がならない年は異常ではない

昨年とれた立派な梅たちは梅干しにしました。

梅の木に実がならない年があっても、すぐに病気や枯死を疑う必要はありません。

まず確認したいのは、

  • 昨年豊作だったか
  • 剪定時期は適切だったか
  • 花は咲いていたか
  • 受粉できていたか

です。

特に家庭菜園では、良かれと思って行った夏の強い剪定が原因になっているケースもあります。

我が家の梅の木も今年は不作でしたが、その経験を活かして今年の冬は剪定方法を見直し、来年の収穫に期待しています。

梅の木は一年で結果が出るものではありません。

少しずつ木の様子を観察しながら付き合っていくことが、毎年の収穫を楽しむ一番の近道だと感じています。

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